自己紹介、何分で書けますか?

餌に引き寄せられる猫

自己紹介、何分で書けますか?

 今月から行政書士を名乗れるようになったのもあって、本格的にいろんなところにあちこち足を運ぶようになった。今までいったことのない場所に足を踏み入れるわけで、自己紹介を1,2分で話したり、あるいは紙に書きつつ口頭でも自己紹介などをする機会がそれなりに増えてきた。

 というわけで以下に自己紹介で頻出する内容をいくつか列挙してみた。これ、最大2~3行程度(約100文字程度)まで埋めるとして、何分ぐらいで記入できるかちょっとやってみてほしい。

自己紹介時によく書くであろう内容

Q1 あなたの趣味は?

Q2 あなたはどんな仕事をしているor何の勉強・研究をしている人?

Q3 あなたの『つよみ』は何ですか?

Q4 あなたは今後どうなりたい、又は将来的に何がしたい?

Q5 最後に一言

『みえる化すること』の大切さ

 さて、何分ぐらいで書けたのだろうかしら?

 趣味や仕事・勉強はなんとか書けたとして、今後どうなりたいか?等は わからない、又は決まっていないという方は一定数おられるのではないかと思う。で、何か問題があるのか?すぐには問題にならないだろうけれど、仕事をしていくといった場合は、ちょっと不利というか遠回りになるかもしれない。時間が無限にあるならそれでもよいけれど、人生にはタイミングというものがあるし、お金も有限ではある。『仕事をしていく』、となれば『つよみ』を買ってくれそうなところに売り込んでいく必要がある。『雇われ』を目指すにしても、自分で事業を興すにしてもここの部分は特に重要になってくる。

 これは個人に限った話というわけでもない。特にお店や会社等の事業をする場合であれば、うまく事業がまわらなければいずれ潰れる。ヒト・モノ・カネは有限である。たとえ失敗したとしても経験にはなるのですべてが無駄にはならないとはいえ、基本的に持続させていく必要があるものである。。自分の強みが何で、今後どう在りたい、どうしていきたい、というのはむしろ仕事をしていく上では非常に大切なところである。

 実家の稼業で気が付いたらこの仕事をしていた。これが好きだからやっている。なんとなくの説明はできる。けれど、なんとなくあるつよみ以外にももっといろいろあるのではないか?そういうところは外から俯瞰して指摘してもらって初めて気づくこともあるに違いない。そこに『気づき』を与えたり、資料にまとめる仕事があってもよいのではないかと思った次第である。そんなわけで、お店や会社といった集団や組織単位でも『強みをみえる化』するという仕事をやってみようかということにした。

 行政書士と言えば、許認可とったり遺産相続のときにお世話になったりといったり車庫証明いろいろやってくれたり、結局何をやっている人?というイメージが拭えない。いろんなことをしているのは実際そうである。仕事の種類の幅があまりにも広いがゆえに、これはわりとよくある難しい質問ではあると思う。

自分の中では、『あとで揉めないように予防しつつ、公と私をつなぐ人』、という結論に落ち着いた。

 許認可にしても遺産相続にしても、結局のところあとで揉めないようにお行儀よく過ごすためのお墨付きをあたえたり話をまとめてすり合わせておくものである。自分の強みを整理しておくこともまた、あとで迷いが生じにくくするために必要なことである。迷いによるロス1秒で人生が変わってしまうことだってあり得る。

 ここでやっておかねばまずいことが近いうちに起きる、あるいはやりたいことができないという事情であれば普通なんとかしようとするものである。逆に起きるかどうかわからない、みえないものにお金を払うというのは、普通に考えれば優先度は下がる。そこに手を付けるのはたしかに勇気のいることかもしれない。とはいえ、トラブルというのは基本的に事後処理のほうがコストは高くなるものである。火事やSNS炎上などをみれば火を見るより明らかである。顕在化していなくても、カエルのかまゆでのように気が付いたときには手遅れ、ということもわりとよくある。自分の強みの棚卸し、というのは優先度は緊急ではないかもしれないが、かといってまったくやらなくていいというものでもないと思う。

 世の中にはいろんな行政書士がいるが、私は『つよみを整理してみえる化する行政書士』でありたいし、そこに残りの人生をかけてみようかと思う。そんなわけで、自分のやっていることに迷いがある、結局自分のやってきたことをどうまとめればよいのか?など、整理に困った方がおられたら、是非当事務所に相談してほしい。

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